はじめて学ぶ教職の基礎―教師になることを考えるあなたに

はじめて学ぶ教職の基礎―教師になることを考えるあなたに

 はじめて学ぶ教職の基礎―教師になることを考えるあなたに
 出版社:協同出版
 発売日:2006-11
 レビュー評価の平均:(5.0)

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レビュー評価:(5)
何となく教員になりたい人にお勧めの一冊かも?。新任の先生や先生になって5?6年の若い先生の一日が日記風に書かれている章があっておもしろいです。教員への近道は産休先生になること何ていう話も出ていますし。
 注目は何といっても坂田仰先生が編者になっていること。坂田先生は、教員養成セミナーの最新号にグラビアで出ている教員採用試験のカリスマ的存在です。インタビュー記事を読みましたが,先生の教員時代のエピソードや独特の学問観には驚きました。友人が一度講義を聴いたら忘れられないといっていた意味が何となくわかりました。また,恩師の話だと,坂田先生は,教育法規や生徒指導のスペシャリストで校長先生や教頭先生の間でも知っている人が多いとか。そういえば,爆笑問題がMCをしている“日本国民の先生教えてください”出ていましたね。
 後の人は聞いたことがありません。多分,坂田先生のお弟子さんかな?。ただ,大津先生というもう一人の編者はちょっといただけないかも。書いている内容が小難しい。でも坂田先生の章だけでも読む価値はあると思います。


レビュー評価:(5)
中学校の教員になって三年目の新人です。やっと教員生活に慣れたけど、まだまだ驚くことが一杯です。子どもの相手は楽しいですが、それ以外の仕事がとても多い。それに加えて研修がびっしりです。ここ数年、教員の不祥事が多いせいでしょうか。
 研修のレポートを書く資料を探していて『はじめて学ぶ教職の基礎』と出会いました。今更、「はじめて学ぶ」でもないのですが、 編者の坂田先生の本には採用試験の時にずいぶんお世話になったので,今回も助けてもらえるかなと思って購入しました。期待通り、レポートのネタは満載でした。残念なのは、教員の服務について書いてある章が中途半端なところです。服務は法的知識と実務経験のバランスが必要だと思いますが,書いている人は、教育学系の人でしかも学校現場を知らないんじゃないかと思います。やはりここは、専門家の坂田先生に書いて欲しいところでした。
 でも、教員の一日を読みながら自分とはずいぶん違うなと考えたり、そうそうとうなずいたり、教職志望者はもちろんですが、現職教員が読んでもそれなりに楽しめるところが多かったです。三年の間に忘れかけていたものが思い出せたようで、なんだかホットしています。

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